ブラック日系企業からホワイト外資企業に移った私は、怒られる、という行為についてはなかなか思うところがあります。

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この記事はこんな方におすすめ
- 常に上司がイライラしている
- 友人や同僚の前で怒られたことがある
- つい部下に大声で怒鳴ってしまった
人が作る組織である故、感情的になることは仕方ないと思いますが、
どのようにその感情を処理するか、について決定的に異なる部分があります。
もくじ
怒りだす上司
20代にブラック企業でダークサイドに堕ちかけたジェダイの私は、数々の怒鳴る男たちを見てきました。
そこからホワイトアウトして織田裕二になった話は以下の記事を参照ください。
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参考私大文系で案の定就活めっちゃ失敗したのに年収1200万になった話
続きを見る
例えば以下のような男たちです。
- 自分のタイミングで突然「あれどうなったんや」と、怒鳴る
- 話しかけると凄いめんどくさそうな顔して「何?」とか言ってくる
- 会社の肩書を自分の能力と勘違いしてふんぞり返っている
- フロア中に響きわたる声で部下を怒鳴る
これって、「やり方を決めていないこと」や「教えていない自分」が悪いのです。
そして外国人ビジネスマンと接すると、会社で怒鳴り散らすことなんてまず起こらない。
そして怒らないのです。


理由①管理のうまさ
数々の外国人に出会ったが、マイクロマネジメントをする外国人に出会ったことがありません。
つまりあれもこれも細かく管理して報告しないといけないようなスタイルをとる人がほとんどいないのです。
世の中には「俺は部下の動きをきっちり把握してフォローできてるんだぜ」と自分なりのマネージャーっぷりを発揮しているバカがいるが、それはマネジメントでもなんでもないしただのストーカーですね。
マイクロマネジメントとは?
Wikiには「管理者である上司が部下の業務に強い監督・干渉を行うこと」とあります。
これってマネジメントではなくてコントロールですよね。反意語はマクロマネジメントです。
方向を決めて、自主性に任せるといった具合です。
参考リンク
wikipedia
理由②責任範囲が明確
なぜマイクロマネジメントをしないかというと、誰が何をいつまでにどうする、ということをクリアにしているからなのです。
つまり、社員一人一人に明確な責任範囲があるのです。
それは雇用契約にも書かれているし、なんなら社内のイントラにも誰がどういう担当なのかが記載されていることすらあります。
日本企業でおなじみ「総合職」なんていうよく分からない肩書はないのです。
上司は部下の役割を定め、部下はその責任範囲内で仕事をこなす、そのすみわけが出来ているのだと感じます。
理由③感情のコントロール
言ってしまえば全てこれなのですが、外国人は感情のコントロールができていますね。
自分の感情すらコントロールできない人は、仕事等できるはずがない、と広く考えられているからです。
それは海外の企業トップにデブがいないのと同じで、自分のコントロールやマネジメントすらできない人間は、他人をマネジメント等できないというわけです。
ただしハゲはいる。コントロール外だから。
理由④指摘の方法
部下に何か言わないといけない時、外国人たちは絶対に1:1で話します。
背景を聞き、あるべき方向とのギャップを明確にし、意見を取り入れて、結論に持っていく。
大勢の前で怒鳴って自分の権威や立場を明確にするようなことは絶対にしないのです。
理由⑤文化的背景
根本にあるのはビジネスの仕方というよりは、文化的な背景にも寄ります。
例えばアジア圏では上司と部下は対等ではなく、ヨーロッパ件ではほとんど差はないというのがあります。
平社員がトップ層に連絡するためには、課長・部長・・と段階を踏んで連絡するのがアジア圏ですが、
ヨーロッパ圏では、意見がある人がトップ層と直接話すことは珍しくないのです。
なので部下も上司とはほとんど対等だと思っているし、上司も部下と対等に接しようとします。
怒鳴る上司に出会ったら
みなさんの近くにも怒鳴る人がいると思うが、もしそういう人に出会ったらこう考えて欲しいのです。
- あ、こいつは自分の感情のコントロールすらできないんだな
- あ、こいつはゴマすりと年功序列で上にあがったんだな
- あ、こいつは全世界のビジネスマンランクでは最下位だな
そういう人達と一緒に仕事をしていても時間の無駄なので、転職や異動をおすすめします。
まとめ
怒鳴るバカに出会った時は基本的に無視で良いですが、
背景を少し考えてみると「あ、こいつは狭い範囲で生きているやつだから仕方ないか」と思えることもあります。
気分が落ち込むこともあるかもしれないが、学びをもって視野を広くすると、視界が開けるのではないでしょうか。
感情的にふるまう上司は仕事ができない。
出世していてもそれは狭い範囲で上にいるだけ。
感情のコントロールが出来ない人が、他人をマネジメントできるわけがない。