こんにちは、茶碗です。
ロボアドバイザーと呼ばれるサービスが流行っていますが、
それぞれのメリットデメリットを比較してみました。
この記事はこんな方におすすめ
- ロボアドをやろうとしてるけど中身が良く分かっていない
- 色々ありすぎてサービスの違いが分からない
それではいってみましょう。
もくじ
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、文字通りロボットがアドバイスするというサービスです。
実際はロボットというか、一定の条件を満たしたら売り買いを発生させるようにプログラムされているだけでしょうけれど、
何に投資したらいいのか分からない、という方にはピッタリのサービスだと思います。
大手三社の比較
特に今人気の3社を比較してみたいと思います。
WealthNabi | THEO | 楽ラップ | |
最低投資額 | 10万円 | 1万円 | 10万円 |
年間手数料 | 1.00% | 0.65%-1.00% | 0.605%-0.99% |
投資先数 | 約5銘柄 | 約30銘柄 | 約15銘柄 |
それぞれの項目についてです。
最低投資額
どれぐらいのお金から始められるのか、ということですが、
それぞれ1万円~10万円とあります。
これらを入金すれば、その後は1万円ずつ積み立ても可能です。
ウェルスナビは昔、最低投資額が40万でしたので、ずいぶん下がりました。


年間手数料
先程の表に書かれた手数料は、それぞれのサービスを提供している会社に支払われます。
その中ですとTHEOは下記の通り運用資金によってディスカウントがあるので、一番リーズナブルと言えます。
手数料の罠
これらに加えて、経費率というのがかかってきます。
これら3社の運用は、別の投資商品を購入することで成り立ちます。
具体的に言うと、例えばウェルスナビは米国株にも投資するのですが、実際にはVTIという商品に投資しています。
これはウェルスナビの商品ではなく、バンガード社の商品であり、彼らに対するお金も支払う必要があるのです。
VTIの経費率は0.03%です。
つまりウェルスナビに支払う1%+それぞれのETFにかかる経費率が発生するということになります。
ウェルスナビのETFについては以下ご覧ください。
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各サービスへの手数料に加え、それぞれの投資先であるETFにも費用がかかる
経費率を調べるには
経費率を調べるには投資先が分からないといけないのですが、ここが悪質な原因です。
1.ウェルスナビ
ウェルスナビの投資先は主に以下の6つです。
投資先
- 米国株(VTI)
- 欧州株(VEA)
- 新興国株(VWO)
- 金(GLD)
- 不動産(IYR)
これらの情報が、HPからなかなかたどり着けず、一度Googleで「ウェルスナビ 投資先 ETF」と調べたらようやくでてきました。
なんとトップページのコラムに書いてあるのです。
見つかるかそんなとこ
しかもコラムの中のさらに奥にあります。。これはさすがに舐めすぎでしょう。
一応リンク張っておきます。
2. THEO
THEOもウェルスナビ同様です。
いや、もっと悪質です。
なんとお客様サポートの中の
お役立ちコンテンツの中の
THEOの仕組みの中に書いてます。
見つかるかね


3.楽ラップ
一方楽ラップはHPからすぐに見つけることが出来ました。
トップページ>楽ラップの運用>投資対象ファンドというページです。
まだすぐにアクセスできる分、楽ラップが一番ユーザーフレンドリーであり、向き合っている印象があります。
経費率は?
ようやく経費率が分かったところで、まとめますと以下の通りです。
WealthNaviの投資先 | 米国株(VTI) 欧州株(VEA) 新興国株(VWO) 金(GLD) 不動産(IYR) |
THEOの投資先 | VGK(0.09%) VOE(0.07%) VTV (0.09%) VPL(0.08%) EWJ (0.48%) EPI (0.85%) EPP (0.46%) EWT (0.62%) LQD(0.14) IEF (0.15%) VMBS (0.05%) IGF (0.46%) IAU (0.25%) DBC (0.89%) SLV (0.50 |
楽ラップの投資先 | ステート・ストリート日本株式インデックス (0.19%) たわらノーロード先進国株式 (0.22%) ステート・ストリート先進国株式インデックス (0.24%) ステート・ストリート新興国株式インデックス (0.32%) たわらノーロード 新興国株式 (0.32%) ステート・ストリート日本債券インデックス (0.14%) ステート・ストリート先進国債券インデックス (0.19%) たわらノーロード 先進国債券 (0.19%) ステート・ストリート米国社債インデックス (0.30%) ステート・ストリート先進国債券インデックス (0.22%) ステート・ストリート米国社債インデックス (0.32%) 楽天・USハイイールド社債インデックス(0.33%) ステート・ストリート新興国債券インデックス (0.132%) たわらノーロード 国内リート (0.28%) たわらノーロード 先進国リート (0.33%) |
これらの経費率は投資額に対して按分されますので、全体に対してどれぐらい、というのはどういう投資先を選択するかによって変わります。
いずれにせよ最低+0.10%はかかると思って問題ありません。
言い換えれば、自分でやれば0.10%程度で済むということになるのです。
デメリット
ETFは山のようにあるので、何にすればよいか分からない場合はロボアドにお任せしても良いとは思います。
しかし、例えば有名なS&P500指数というものに連動させている製品や、それらを上回る商品も山ほどあります。
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なにより任せなくても自分で買えます。
1%というのは30年月5万年利5%で運用すると、500万もとられることになるんです。
先程の表の通り、一つ一つのETFは0.05%とかしかかからないんです。
無駄に高い手数料とられるぐらいなら、自分で買って投資した方が良いに決まってます。
1%と聞くと凄く安いイメージですが、投資の世界では異常に高いです。
もしやるのであれば全て任せるのではなく、少額だけ運用し、内容を掴めたら後は自分でやるのが良いと思います。
まとめ
ということで、本日のまとめです。
高い手数料を払うのであれば自分で投資した方がコストはかからない。
投資は長期でやるため、いかに手数料を抑えるかがポイント。
やるのであれば少額でスタートし、内容を勉強して自分でやるようにシフトするのが良い。